菓子文化を守り続けてきた長崎老舗のお店
2021.09.01
■長崎県を代表する老舗の菓子屋
長崎と言えば、カステラに代表される様々なお菓子、そしてお菓子づくりに欠かせない砂糖、それを運んだと言われるシュガーロード。「長崎県=甘いもの」とイメージする人は少なくないはずです。
室町時代末~江戸時代にかけて、西洋や中国との貿易で日本に流入した砂糖は、長崎を通して全国へ運ばれていたと言われています。
そういった地理的、歴史的背景から、長崎では南蛮菓子や、茶道の発展によるお茶請けの菓子など個性豊かな菓子文化が浸透していきました。 その長崎において、1894年(明治27年)梅月堂さんは創業しました。
■お菓子づくりに対する想い
弊社通販サイトでは梅月堂さんを代表するお菓子、「シースクリーム」を取り扱っています。
時は昭和30年。当時出始めの生クリームをいち早く取り入れ、甘味を抑えた上品なシャンティクリーム(※生クリームとホイップを混ぜて泡立てたクリーム)にし、そこに人気のフルーツであった黄桃とパイナップルを載せたシンプルなケーキを発売。
当時としては新しい見た目と上品な味わいが、おしゃれ感とプチ贅沢感と結びつき、大流行になったんだそう。
今もなお、世代を超えて愛され続けている長崎スイーツのスター格です。
今年で創業から127年目。「長崎の食文化を支える菓子店として、“おいしいお菓子とおいしい文化”をつくり続けていきたい。」とご担当者の林田さんは言います。
老舗の看板に甘えることなく、新しいお菓子づくりにもチャレンジし続けています。
一早く新しいお菓子づくりに着手する風土は、今なお梅月堂さんの中で受け継がれているのです。
■いつまでも長崎とともに
長崎で生まれ育った和菓子・洋菓子専門店としてこれからも「おいしいお菓子とおいしい文化」を長崎の皆さまはもちろんのこと、全国の皆さまにも発信し続けていきます。
菓子文化のまち、長崎より、どこか懐かしさを感じる自慢のお菓子をお届けします。